農業を営んでいた上野ファームが、どうして庭と結びついたのか不思議に思う方もいるかも知れません。これは農場と庭の始まりのお話です。

花が人を呼び広がる輪​


新しい庭が形になってきた2001年
庭の公開(オープンガーデン)を始めました。公開当日は誰も来ない日が続き悩みましたが、上野ファームの庭づくりが口コミで少しずつ広がり、庭を見学に来る人が増えてきました。海外から取り寄せた種から育てた珍しい植物が、その頃から庭できれいに咲き始め、見に来た方から「この咲いている花がほしい!」という希望が多数寄せられるようになりました、このことをきっかけに誕生したのが、2002年に小さなビニールハウスで始めた苗の直売所「丘のふもとの小さな苗屋」です。現在では雑貨店やカフェも併設して、シーズン中はたくさんの方でにぎわいます。農場を楽しくするため、魅力的にするために家族でつくり始めた小さな庭が、花たちが、いつしかたくさんの人とのつながりを生み、農場と庭を組み合わせた現在の上野ファームのスタイルができました。きっとこれからも少しずつ上野ファームは庭とともに形を変えていくのだと思います。